健康と美のための予防医学

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あなたの睡眠のタイプは?

あなたの睡眠のタイプは?

今よりも良い眠りを手に入れるためには、自分の睡眠のタイプ、傾向など、自分の睡眠を知ることが第一歩です。自分の睡眠を見つめなおし、今よりも良い睡眠が得られると良いですね♪

朝型?夜型?

朝が得意か、夜が得意かは、その人の仕事や年齢、環境、ライフスタイル、遺伝などが関係していると言われていますが、最近の研究によると「朝型」か「夜型」かは、遺伝子の影響が強く、夜型の人がどんなに頑張っても朝方にはなれない。と言われているそうです。

あなたは朝型?それとも夜型?

朝型

特徴:早い時間から深部体温が上昇するので、午前から活発に活動ができる

   夜は深部体温がしっかり下がるので、寝つきが良くぐっすり眠れる

最も活動的な時間帯:真昼時をピークに、午前9時~午後4頃まで。

 

夜型

特徴:深部体温が上昇するのが遅く、昼過ぎごろになって調子が出てくる。ピークに

   なる時間が夜遅い時間にずれていくため、寝つきが悪く、寝不足や不眠を訴え

   える人が多く、生活習慣が乱れやすい。しかし、不規則な生活が多い分、突然

   のライフスタイルの変化や環境の変化に順応しやすい

最も活動的な時間帯:午後6時くらいをピークに、午後1時~午後10時頃まで。

 

朝型、夜型のタイプにより、自分の能力を最大限に発揮できる時間帯が違います。自分のタイプを知り、自分の最も能力を発揮できる時間帯を把握することが大切です。

 (夜型のタイプに学校はちょっときついですね...)

 

深部体温のずれを戻す

夜型の生活が続いてしまい、睡眠に関する症状や悩みを抱えている場合は、深部体温を本来のリズムに戻すことで解消されやすくなります。深部体温のリズムを整えるには、朝起きてから日中の間に、適度な運動で筋肉を使い熱産生を高め、早めにピークを迎えることが必要です。

ウォーキングやランニング、エクササイズなどもおススメですが、背中周辺の筋肉を動かすと効果的に深部体温を上げることができるので、背中を丸めて肩甲骨周辺の筋肉を伸ばしたり逆に左右の肩甲骨をくっつけるなど、背中のストレッチもおススメです。

 

ショートスリーパーロングスリーパー

睡眠時間が短くても元気な人もいれば、睡眠時間が長時間必要な人もいます。睡眠時間のタイプには3つあります。

 

   睡眠時間が6時間未満で、生活に支障なく活発に活動できる。

   遺伝的要因が強いとされていて、日本人の割合は5~8%と言われている

   睡眠時間が10時間以上。日本人の割合は3~9%と言われている

  • バリュアブルスリーパ-

   睡眠時間が6~10時間。世界的に大多数がこのタイプで、

   日本人は80~90%の人がこのタイプ

 

健康的な睡眠時間

今まで見てきたように、睡眠にはかなりの個人差がある為、実際に必要な睡眠時間は個人により異なります。しかし、長すぎても短すぎても何らかの支障が発生します。現在の睡眠科学では、健康で長生きをしたいなら6~8時間、頭をすっきりさせたいなら7~9時間の睡眠がベストだと言われています。この時間の範囲内から自分に合った睡眠時間を見つけることが大切です。疫学調査によると、心身の健康を維持するのに最もよいと言われている睡眠時間は7時間であると言われています。死亡率からみても7時間睡眠の人が最も死亡率が低く、寿命が長いことが明らかになっています。

これを目安に、自分自身の最も快適な睡眠時間を見つけてみて下さい。

 

朝活の向き不向き

早起きをして、朝の時間を勉強や趣味に有効活用する「朝活」が話題になりましたが、朝は思考力や判断力が上がり、最も集中できる時間帯です。そのため、朝の勉強や仕事はとてもはかどると考えられています。しかし、脳にエンジンがかかるには少し時間を要するため、起きて直ぐではなく、少し時間をおいてから活動するのがおススメです。また、運動をするのもいいですが、朝はまだ深部体温が十分に上がっておらず、脳が完全に目覚めていないので、神経や筋肉などの体の組織への指令がうまくいかないこともあるため、朝の激しい運動は注意が必要です。血圧も不安定なので、急な運動は狭心症脳卒中を起こす危険性もあるため、脳や心臓、血管に問題がある方は無理のない程度の軽い運動にして下さい。

朝活には向き不向きがあります!あくまで朝活は朝型の方にとって有効な時間なので、夜型の方が無理に早起きをしても逆効果ですので、日中の生活に支障が出るなど、合わないと思ったら無理に続けないようにして下さい。

・朝活向き ・・・「朝型」タイプ

        ・仕事や勉強、読書などの机に向かう作業

        ・運動なら無理のない軽い、エクササイズやヨガ

 

・朝活不向き・・・「夜型」タイプ

        ・(脳がまだ起きていない状態の)激しい運動

 

どのタイプも目覚めすっきり!

睡眠は、90分サイクルで一晩の間に4~5回、浅い眠りと深い眠りを繰り返しています。このサイクルに合わせて目を覚ますと、普通の覚醒状態に近い状態で目覚めることができるので、すっきり起きることができます。

その計算方法はとても簡単です。まず、自分の起きたい時間から90分単位でさかのぼっていき、その時間を就寝時間にすれば良いだけです。

 

例えば朝7時に起きたい場合

午前7時⇒5時半⇒4時⇒2時半⇒1時⇒午後11時半⇒午後10時

となりますので、「午後10時か午後11時半」に眠ると、翌朝7時にすっきり起きることができるはずです。

 試してみて下さい♪

 

【番外編】

睡眠中にED(勃起不全)の原因を探る!?

健全な男性はレム睡眠時に、性的な興奮や性的な夢とは関係なく勃起する、夜間勃起現象(夜立ち)が起きています。レム睡眠中は自律神経の働きが活発になりますので、呼吸、脈拍、血圧などが不規則に変動したり、勃起が生じます。もし睡眠中にこの夜間勃起現象がない場合、EDの原因は肉体面にある可能性があり、薬や手術などの治療が可能です。しかし、夜間勃起現象が見られた場合は、EDの原因は精神的なものにある可能性が高いということになります。パートナーが原因不明のEDでお悩みの方は、夜中に確認してみると原因を探るヒントになるかもしれません。(確認するときは、睡眠の妨げにならないようこっそりとして下さい。)男性が、自分自身で確認したい場合は、朝立ちがあるかどうかを確認してみてください。

※EDも何かしらの病気が潜んでいる場合がありますので、症状がある場合は医療機関に早めに行きましょう。

 

次回は「良い睡眠のために」です。

 

閲覧ありがとうございました。

 

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