健康と美のための予防医学

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昼寝は人生を変える!

昼寝は人生を変える!

 驚くべき昼寝のチカラ!

頭脳をすぐにでも最高の状態にする方法、それは昼寝です!

ハーバード大学の実験で「参加者に単語リストを覚えるように頼み、その後、半数は20分の仮眠、もう半数は眠らずに過ごしてもらい、4時間後に単語のテストを行うと仮眠が参加者の記憶に驚くほど効果的であった」ということがわかりました。その他にも「単語リストを覚えてもらった後にAグループには眠らず、Bグループには40分の仮眠を、Cグループには6分間の仮眠をとってもらい、その後単語テストを行ったところCグループが最も成績優秀で、その次にB、Aの順だった」という結果が出ています。これは身体的技能の習得についても同じことが言えるそうです。

仮眠がもたらす効果は記憶力アップだけではありません!

NASAの研究によれば「パイロットがコックピットで25分間の仮眠をとると(操縦は副操縦士に任せて)、仮眠をとらないパイロットよりも、反応力が35%、集中力は2倍に高まっていたそうです。これらの大規模調査により「短時間でも睡眠をとると、気分、注意力、反応力が向上する」と結論されました。

 

昼寝は健康にもいい!

仮眠による効果は、記憶力や判断力、注意力が上がるだけではありません。昼寝をすると血圧がさがり、健康に良いという結果が出ています。血圧が最も大幅に下がるのは横になってから眠りに落ちるまでの間で「これから眠る」という期待感を持つだけでもすでに効果があり、少しの時間でも昼寝をすると健康にいい影響が。「週に最低3回30分の昼寝をしている人は、心臓病で死亡する割合が37%低い」ということも分かっているそうです。

 

 

日本では昼寝、居眠りをすると、あまり良く思われないかもしれませんが、現実は逆です!他にもこのようなたくさんの仮眠の実験がありますが、それらによっても「仮眠は大きな効果を生む」と証明されています。ほんの少しの昼寝があなたの「記憶力、反応力、仕事の能率」をあげくれます。そして何より、「昼寝が命を救う可能性もある」とうことです。

勉強中、仕事中に疲労感や眠気が取れないとき、コーヒーなどのカフェインで無理に目を覚まそうとするのではなく、思いきって5分でも10分でも昼寝をしてみて下さい♪

あなたのお子さんが勉強中に眠ってしまっているのは、脳の中で整理をし、記憶している最中で大切な時間なのかもしれないですね!

 

昼寝の時間別効果

・昼寝レベル1 (5分以内の短い)

心理的にも、肉体的にもさほど変わりはないが、疲労感が強い場合、眠気をとってくれる効果はある。

 

・昼寝レベル2 (10分~20分)

 気分がすっきりし、集中力がアップ。また、習得したばかりの技能の「筋肉記憶」もアップ。血圧をさげるなど健康にも良い。

 

・昼寝レベル3 (20分~60分)

 昼寝レベル2の効果はすべて得られるのに加え、この長い昼寝では数字の習得能力アップ、寝る前よりも元気になった気分になる(回復)。目覚めたときに疲労感を感じる場合もあるが、それは30分ほどで消える。

 

・昼寝レベル4 (60分~90分)

 昼寝レベル3の効果はすべて得られるのに加え、創造的思考力、抽象的概念に対する理解力がアップ。目覚めたとき寝ぼけた感じがしない。

 

昼寝×コーヒーですっきり感

カフェインの効果は25分後に現れます。そのため、昼寝の直前にコーヒーなどのカフェインを飲んでから昼寝をすると、すっきりした気分で目覚ることができます。

 

音楽×睡眠で、能力アップ!

これは睡眠学習に関する研究に基づいた「脳細胞活性化睡眠」の学習方法です。

早朝に行うと最も効果がある。と言われています。

 

 ①BGMを用意。(聞きやすく静かめの音楽、繰り返しが多い、特別な思い入れがない曲)

 ②BGMを弱めの音量で流しながら25分程勉強や、ダンスなどの稽古、スポーツの練習など作業をする。

 ③音楽を止めて10分間休憩する。

 ④同じ音楽をもう一度ながし、横になり目を閉じ30分ほど眠る。

 

音楽が脳を刺激し、眠っている間も仕事の続きをさせる。すると、脳細胞を活性化する仮眠がとれ、眠りから覚めたとき、心も体もすっきりします。

 

 

このように昼寝、居眠りには、メリットがたくさんあります!

昼寝をするときは横になるのがベストですが、会社などで無理な場合は、その場で座った状態で短い時間仮眠をとるだけでも効果があると言えます。

会社でも昼寝の時間ができ、堂々と昼寝ができるようになれば、社員一人一人の午後の仕事が今まで以上にはかどり、実はもっと生産率が上がるのかもしれないですね♪

 

まだまだ睡眠についての研究はたくさん行われており、私たちの人生の約1/3の時間は、私たち自身が思っているよりも奥が深いものなのかもしれません。

 

次は「睡眠中」です。

 

閲覧ありがとうございました。

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