健康と美のための予防医学

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幸せホルモン オキシトシンとドーパミン編

幸せホルモン オキシトシンドーパミン

オキシトシンとは

オキシトシンは、脳の下垂体後葉から分泌されるホルモン。分娩の際、子宮収縮や母乳の分泌を促す働きがあります。「お母さんホルモン」や「愛のホルモン」と呼ばれています。


赤ちゃんとお母さんとオキシトシン

オキシトシンは、赤ちゃんとお母さんの関係に重要な役割をしています。オキシトシンは母乳を分泌させるホルモンでもあり、赤ちゃんがおっぱいを吸うことにより、それが刺激となりお母さんの脳からオキシトシンが分泌されて、母乳の合成と分泌を促進させます。それと同時にオキシトシンセロトニンを活性化させるので、お母さんは幸せを感じ、赤ちゃんへの愛情が高まり、母子の愛情が深くなると言われています。一方、赤ちゃんの方はお母さんの腕に抱かれ、おっぱいを与えられるというスキンシップにより安心し、ストレスが解消されます。しかし、オキシトシンは強い不安やストレスにより分泌が抑えられてしまうので、お母さんは、穏やかな気持ちで、赤ちゃんをたくさん抱き、愛情いっぱいにあやしてあげることで、お互いに愛情が深まり幸せな気持ちになることができます。


オキシトシンを増やす

①入浴

 心地の良い感覚刺激、また心地のよい心理的な刺激オキシトシンは分泌されます。入浴は、暖かいお湯に肌が触れた時のホッとリラックスした快適な感覚刺激と、ホッとする心理的な刺激が脳に伝えられ、両方からの刺激によりオキシトシンの分泌が促進されます。


②ツボ押し

・合谷・・・手の甲側、親指と人差し指の骨が交わるところ。人差し指側に位置する。

"万能ツボ!"肉体面では風邪症状、頭痛、首肩こり、眼精疲労など。メンタル面ではストレス、気分の落ち込み、うつ気味、イライラなど。また、刺激によりα波が高まるなどとにかく覚えておきたい万能ツボの1つです!


入浴をしながら、合谷のツボ押しをするとより効果的です。

パートナーと一緒にお風呂でツボ押しをしあうことで、いろいろな相乗効果が期待できそうでうすね♪


ドーパミンとは

ドーパミンは、気持ちを前向きにしたり、行動力を高めたり、満足感、達成感をもたらす「やる気ホルモン」です。ドーパミンによりやる気が出ると、目標達成する行動力が生まれ、目標を達成することでご褒美が得られます。その達成感や満足感がさらにドーパミンを放出させます。この一連の流れを「やる気サイクル」といいます。恋をするとダイエットなどで自分磨きを頑張れるのもドーパミンによるものです。

 

ドーパミンを増やす

ドーパミンは、普段とは違う刺激を受けることで分泌量を増やすことができます。マンネリな生活を避けることもドーパミンを増やすには大切なことです。


①目標や夢を書いたメモを見えるところに

 私たちは目標や夢を書いた時、実際にそれが達成した時のことを想像しています。すると、その目標や夢がまだ叶っていないにも関わらず、ドーパミンが放出され快楽を得ることができます。書くことで、ドーパミンを放出させ脳を「やる気」にさせましょう!また、ドーパミンの活性化には「ご褒美」が効果的ですので、目標と同時に叶った時のご褒美を設定することで、ドーパミン活性化に繋がります。


②クラシックを聴く

 クラシックの中でも、特にモーツァルトの曲にはドーパミンを活性化させるα波(1/f ゆらぎ)がバランス良く含まれていると言われています。α波には、心や体に安らぎやリラックスを与えて、ストレスを抑える効果もあります。最近では、自律神経のバランスをとる効果があることも分かってきており、免疫力を高める効果を実証するための研究も行われています。


③カカオを摂取する

 チョコレートやココアに含まれるカカオにはドーパミンの分泌を促す働きがあります。

 

幸せホルモンを味方につけて、幸せな気分で毎日過ごせたら良いですね♪

 

 

 

【番外編】

ホルモンと依存症

 恋愛をすると、やる気ホルモン「ドーパミン」が活性化され、それが長期的な関係となるとドーパミンは減少しますが、信頼感が生まれ、愛のホルモン「オキシトシン」などのホルモンが分泌され「安定した関係」が作られます。しかし、人間関係が苦手な方、自己評価の低い方は、なかなか長期の関係を構築することができず、恋愛感情であるドーパミンに頼ってしまう傾向があります。(恋愛依存症

ギャンブル依存症なども、そこから得られる快感(報酬)が忘れられず、ドーパミンの活性化を求めて依存症へとハマっていきます。アルコールや薬物は、体内に取り込まれると強制的に快楽物質が分泌されるので、摂取の習慣がつくと次第に快感を感じる機能が低下し、快感を感じにくくなります。すると、以前のような快感を求め、頻度や量が増えて依存症になっていく。というメカニズムです。

依存症は、ドーパミンを抑制させるために、「セロトニン」を優位にすることも大切です。

 


次回は「若返りホルモン 成長ホルモン」です。

閲覧ありがとうございました。

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