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筋肉の仕組み

筋肉の仕組み

成人の場合、筋肉は体の40〜60%を占めています。運動をしたり、日常の生活の動きなどを作り出しています。


筋肉の種類

筋肉は、「筋細胞(筋繊維)」が集まってできていて、筋繊維の収縮と弛緩の繰り返しにより体の動きが可能になります。筋肉は、運動の際に使う「骨格筋」、内臓などの壁である「平滑筋」、心臓を動かしている「心筋」の大きく3つに分けられています。一般には「筋肉」と言う場合は、骨格筋のことを指します


①骨格筋

骨についている筋肉のこと。手足の筋肉や、腹筋、背筋など全部合わせると約400種類以上の筋肉があります。骨格筋は、自分の意思で動かすことができる「随意筋」です。骨格筋の筋繊維には、「速筋繊維(速筋)」「遅筋繊維(遅筋)」があります。


速筋・・・瞬発的で、大きな力を発揮することができる。筋肉に蓄えられたグリコーゲンをエネルギー源としている。短時間でエネルギー切れとなってしまう為、長時間の運動には適していない。短距離走やウエイト・トレーニングなどに使われ、この筋肉を鍛えるには、大きい負荷で少ない回数のトレーニングが効果的


遅筋・・・ゆっくりとした動きを長く続けることが得意で、大きな力は出せないが持久力に優れている。酸素を利用し、血液中のブドウ糖や遊離脂肪酸からエネルギーを作り出す。長距離走などに使われ、この筋肉を鍛えるには、小さい負荷で多い回数のトレーニングをすると効果的

 

速筋は筋肉が白っぽく見えるため「白筋」、遅筋は赤く見えるため「赤筋」と呼ばれ、魚で例えると近海で泳ぐタイやヒラメは瞬時に逃げる速さをもった白身の「速筋」で、遠海で泳ぐマグロやカツオは、長時間泳ぐスタミナをもった赤身の「遅筋」となります。


②平滑筋

血管や胃、腸など主に内臓にある筋肉で、自律神経やホルモンによりコントロールされていて、自分の意思では動かせない「不随意筋」。骨格筋より疲れにくく、ゆっくりとした持続的な収縮を行うのが特徴。


③心筋

心臓を動かす筋肉。自分の意思とは関係なく、常に収縮と弛緩を繰り返している。心筋は、自律神経によりコントロールされていて、平滑筋同様、自分の意志では動かせない「不随意筋」。休むことなく常に動く筋肉のため、全身の筋肉の中でもっとも丈夫な筋肉。特に全身に血液を送り出す左心室周囲の筋肉は、ほかの筋肉と比べると大きな力を必要とするため、ほかの部分よりかなり厚くなっている。

 

筋肉を衰えさせないためには、「骨格筋」を鍛えることが大切です!

 

次回は「骨格筋」です。

閲覧ありがとうございました。

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