健康と美のための予防医学

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ドライアイ

ドライアイ

ドライアイは直訳すると「乾いた目」ですが、実際には目が渇くだけではなく、涙の異常により角膜や結膜が傷ついた状態になっています。

 

角膜

「角膜」は、私たちが普段黒目と呼んでいる部分。目に入った光を屈折させるレンズ機能を果たしている。

 

結膜

「結膜」は、眼球とまぶたを結ぶ膜のこと。

 

「涙」には、「ナトリウム、カリウム、カルシウム、ビタミン、ブドウ糖アルブミンなど」血液と同じ成分が含まれていて、体の中で唯一血管が通っていない角膜へ酸素や栄養素を送るのは涙の役割です。そのため涙は「目の血液」とも呼ばれています。


【涙の役割】

目の乾燥を防ぐ

目に入った異物を洗い流す

黒目の表面を滑らかに保つ

など

目を保護するために欠かせない働きをしています。

 

症状

目が疲れる

痛い、かゆい

充血する

ゴロゴロする

視力低下

霞んで見える

など、さまざまな症状が見られます。


また、目が乾燥すると表面が傷つきやすくなり、そのまま放置しておくと、角膜や結膜が傷ついてしまいます。


原因

①加齢

年齢を重ねると涙の分泌量が少なくなったり、蒸発しやすくなってしまいます。

 

②長時間にわたるデジタル機器の使用

まばたきには、目の表面に涙を送り込むポンプのような役割があり、通常は1分間に20~30回程度しています。しかし、パソコンやスマートフォンの画面に集中し、凝視したりしていると、瞬きの回数が激減してしまいます。

 

コンタクトレンズの装用

コンタクトレンズは、涙の力を利用し目の表面に浮かび視力矯正をしています。しかし、コンタクトレンズは涙を吸い取ってしまったり、涙が蒸発しやすくなってしまうことも。

 

④乾燥した部屋

部屋が乾燥していると肌だけでなく、目も乾燥してしまいます。


そのほかには、ストレスや目の病気、薬の影響などが考えられています。

 

予防・対策

ドライアイは、パソコンやスマートフォンの使用時間、コンタクトレンズの使用状況、室内の環境を改善することで、症状を和らげることができます。

 

・目を大きく見開かずにすむよう、パソコンの画面を目より下に置く。


・長時間パソコンを使用する場合は、こまめに休憩をとり意識的に瞬きをするようする。


・エアコンの風に直接当たらないようにする。

 

・室内の加湿を心がける


コンタクトレンズは使い方を守り、正しく使う

 

・目の渇きが気になる場合は、涙を補うため目薬を使用したり、加湿器や保湿用メガネを使用する。

 

今は、とても目を酷使しやすい時代です。気づかない間に自分の目をかなり痛めつけているかもしれません。たまには、電子機器と離れてみるなど、目を休ませてあげましょう!

 

次回は、「アロマ&ツボで目の癒し」です。

閲覧ありがとうございました。

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