たるみ
たるみ
「たるみ」とは、肌を内部で支えている「コラーゲン」や「エラスチン」が加齢とともに減少し、皮膚のハリがなくなり、重力によって下に下がっている状態のことです。個人差はありますが、20代後半頃から徐々に現れます。たるみがあると実年齢よりも老けて見えるため、たるみに悩む女性も多いと思います。
たるみの出やすい箇所
まぶた
・二重まぶたがはっきりしなくなる。
・まぶた、目が重い印象になる。
・目つきが悪く見える
目の下
・目の下の脂肪が出てクマができる
頬
・ほうれい線がくっきりと出てくる。
顎
・フェイスラインがぼやける
・二重顎になる
口元
・左右の口角が下がり、顔が下に下がって見える
毛穴
・毛穴が開きっぱなしになる
《たるみ毛穴》
手のひらをフェイスラインにあて、頬を引き上げるように引っ張ってみて毛穴が目立たなくなるようなら、「たるみ毛穴」です。
加齢により肌の弾力が低下し、皮膚がたるむと毛穴の周辺が陥没して広がって見えます。それに加え、重力によって毛穴が下に垂れることでたるみ毛穴は発生します。特徴は、楕円形や涙型な毛穴です。
たるみ改善のためには、「表情筋のトレーニング」が効果的です。表情筋を意識して動かし、たるみを予防、改善しましょう!
原因
たるみの主な原因は3つあります。
①肌の弾力がなくなる
皮膚真皮の繊維成分の約90%を占める「コラーゲン」は、バネのような構造で肌のハリを保っています。また、そのコラーゲン同士を結びつける働きを持つ繊維状の「エラスチン」は、肌に弾力を与えてくれます。これらの質が変化することで、肌の弾力が失われます。
②皮下脂肪の肥大化
脂肪組織の大部分を占める「皮下脂肪」は、エネルギー貯蔵、体温の維持などの働きありますが、加齢による代謝機能の衰えで、皮下脂肪が肥大化すると、重力の影響で下に落ちてしまいます。
③筋力の低下
通常、筋肉は骨に付いていますが、顔の「表情筋」は骨ではなく直接皮膚についていることで細かな表情を作り出すことができています。しかし、加齢にともない顔の筋肉が衰えると、皮膚や皮下脂肪を支えきれなくなり、下に下がってしまいます。
予防法
・紫外線対策
長時間の紫外線は、真皮層に含まれるコラーゲンにダメージを与え、細胞のDNAを傷つけ、細胞の老化スピードを加速させてしまいます。
外出時の日焼け止めはもちろん、日傘や帽子で紫外線対策をしましょう。
・保水、保湿
肌が乾燥すると皮膚の新陳代謝が悪るくなり、古くなった角質がはがれ落ちにくくなります。
そのため、皮膚の組織をつくる細胞の活動も鈍くなり、皮膚の弾力性が失われます。
・むくみ予防
余分な水分や老廃物が溜まった状態の「むくみ」を繰り返していると皮膚の弾力線維が伸びてしまい、重力の影響でたるみとなってしまいます。マッサージやストレッチなどで、リンパの流れを良くし、むくんだ状態を放置しないようにしましょう。
リンパマッサージの方法は「リンパを滞らせないために」の「首のリンパ節のケア」をご覧下さい♪
・無理なダイエットをしない
無理なダイエットで皮下脂肪が急激に減ると、余った皮膚がたるみの原因になります。
また、リバウンドをした場合は、皮下脂肪が増え、それを覆う皮膚が伸び、元に戻りにくくなります。リバウンドの繰り返しは皮膚を老化させ、たるみを加速させるので無理なダイエットはやめましょう。
・筋肉を鍛える
筋肉を鍛えることで、老廃物が排出されやすくなり、血行もよくなり肌の色も改善されます。
適度な運動を習慣にし、筋肉を衰えさせないようにしましょう。
・良い姿勢
顔の表情筋は、首、肩、胸などの筋肉と繋がっていて、後頭部から背中にある僧帽筋は顔全体の筋肉を引っ張る役割をしています。
猫背などの悪い姿勢が習慣化すると、二重あごやフェイスラインのくずれ、頬のたるみなどの原因となります。
・食事
体の中からたるみを予防するには、栄養バランスのよい食事で、肌の健康を保ち、肌再生力を高めることで、顔のたるみを予防、改善することが期待できます。
《食べ方のポイント》
・夜の摂取で効果アップ!
夜は栄養素の吸収率が高いと言わています。吸収したい栄養素は意識して夜に食べるようにしましょう。
・コラーゲンは煮込む!
鶏皮、手羽先、豚バラなどのコラーゲン豊富な食材は、煮込むことでコラーゲン線維が断裂され、吸収率がアップします。また、煮込む際にお酢を使うと、更に吸収率アップを期待できます。
・コラーゲン✖️ビタミン
皮膚を丈夫にし老化を防ぐコラーゲンの生成を助けてくれるビタミンCを一緒にとると効果大です。さらにビタミンCとEは一緒にとると相乗効果があるので、あわせてコラーゲンと一緒にとりましょう。
次回は「たるみにオススメ!レシピ」です。
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